菓子製造販売のありあけ(横浜市中区)は20日から、人気商品ハーバーを1個販売するごとに1円を日本赤十字社に寄付する「横濱ハーバー基金」を始めた。新型コロナウイルス対策の医療活動などを支援する第2弾で、8月31日まで。
【第1弾】医療支援に590万円 「お楽しみ袋」売上金 ありあけ
直営店舗をはじめ、百貨店や量販店など期間中に販売する全てのハーバー商品が対象。同社は寄付金額の目標を500万円以上とし、堀越隆宏社長は「一生懸命販売して、お客さまの『支援したい』という気持ちも一緒に医療従事者に伝えたい」と意気込む。
横浜を代表する銘菓の一つ、ハーバーは2001年春の復活から今年で20年目。「県民、横浜市民に支えられたおかげ」(堀越社長)で、昨年は過去最高の2千万個超を販売した。
これまでの歩みを「先の見えない混乱のとき、さりげない支援や勇気づけの言葉で乗り越えられた」と振り返る同社の藤木久三会長は、「一日も早く平穏な日常に戻るよう精いっぱい努力したい」とコメントした。