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クルーズ客船の横浜寄港、相次ぐ中止 当初予定数の3割超

経済 | 神奈川新聞 | 2020年4月30日(木) 06:00

クルーズの予定がキャンセルとなり、停泊しているクルーズ船「にっぽん丸」=横浜港・新港ふ頭
クルーズの予定がキャンセルとなり、停泊しているクルーズ船「にっぽん丸」=横浜港・新港ふ頭

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、横浜港へのクルーズ船の寄港取りやめが93回となり、当初予定していた年間寄港数の3分の1を上回ることが分かった。今後も寄港キャンセルが相次ぐとみられ、市内経済に与える影響に懸念の声が上がる。

 今年は過去最多となる約260回の寄港数を予定していたが、横浜港を発着したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で集団感染が起きるなど、コロナ禍により2月から10月までで既に93回の寄港中止が決定。ゴールデンウイークには国内初のクルーズ船6隻が同時着岸する計画だったが、全て取りやめとなった。

 市は横浜港を「東アジアのクルーズ船の発着拠点」と位置付け、東京五輪・パラリンピックを控えて新たな客船ターミナルを相次いで整備。横浜港を発着する外国客船を中心に積極的に受け入れてきた。

 市の試算では、外国客船の横浜発着のアジアクルーズで1回当たり約1億2千万円の経済効果が期待されるほか、さらに観光客の誘致で市内観光や商業への波及効果も見込まれていた。市の担当者は「世界のクルーズ情勢は厳しく、今後もキャンセルが増える恐れがある」として影響拡大を懸念している。

 
 

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