年間を通して野菜が生産できる温暖な気候に恵まれた鎌倉地区。ここで栽培された「鎌倉野菜」をインターネットで定期便販売する県内初の事業者が、加根古商店だ。小さな畑で手間暇かけて栽培された商品は、ジャガイモやトマトなどの定番はもちろん、希少な西洋野菜までと幅広く、近年は飲食店などでの人気も高まってきた。7月にはサービスのリニューアルも予定しており、金子真社長(37)は「鎌倉野菜の魅力を広く伝えたい」と意気込んでいる。
同社の鎌倉野菜の定期便「かまベジ」が取り扱うのは、年間100品目以上。鎌倉市と、隣接する横浜、藤沢市の畑で露地栽培を行う15農家の生産物を、発送に合わせて収穫している。品目数ごとにコースがあり、会員登録した顧客に旬の野菜をお任せ…