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東芝が川崎に本社機能を移転、13年に堀川町工場跡/神奈川

経済 | 神奈川新聞 | 2010年4月21日(水) 00:35

総合電機大手の東芝(東京都港区)が、本社機能を堀川町工場跡地(川崎市幸区)の一画に移転する方向で具体的検討を進めていることが20日、分かった。JR川崎駅西口の直近に2013年春完成する大規模ビルに入居する。川崎、横浜市内などに分散している拠点の集約も検討している。

複数の関係者が明らかにした。業務系機能を集約するだけでなく、文化的施設を組み込むことも視野に入れている。最大1万人規模が働くことになる見込み。

計画地はかつて堀川町工場(川崎事業所)があった敷地の一部に当たる。大型商業施設「ラゾーナ川崎プラザ」やコンサート施設「ミューザ川崎シンフォニーホール」に隣接する約1万平方メートル。不動産会社が来春着工する15階建てビル(総床面積10万8千平方メートル)を一棟借りする形で計画している。オフィスビルとしては周辺で最大級になる。

東京・浜松町駅近くの現本社ビルは築26年で老朽化が進行。川崎は都心部より安価な賃料で最新鋭のビルに入居できる。分散拠点の集約で固定費を削減、業務を効率化する狙いもある。

新しいビルは現本社ビルより3割ほど小さくなる。管理部門など中枢機能の大半は川崎に移すものの、取引先が都内に多い営業部門などは残すことも含め調整している。

東芝は2000年まで、登記簿上の本店所在地を川崎市幸区堀川町に置いていた。東芝が「川崎回帰」を検討していることについて阿部孝夫川崎市長は「何らかの機能を集約するという話は聞いている。本社機能が川崎に集約されるのであれば大歓迎だ。インパクトは大きい。正式に話が来れば積極的に誘致を進めていきたい」としている。

◆東芝 1904年設立。日立製作所、三菱電機と並び総合電機の一角。テレビや冷蔵庫、パソコンなどの電化製品のほか、半導体やフラッシュメモリなどの電気・電子部品や、原子力発電所など社会インフラ関連事業も柱。従業員約20万人、売上高6兆6545億円(09年3月期連結)。

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