相鉄ホールディングス(横浜市西区)は23日、取締役会を開き、林英一副社長(64)が社長に就任する人事を内定した。鳥居眞社長(64)は代表権のある会長に、及川陸郎会長(73)は取締役相談役に就任する。6月27日の株主総会で正式に決定する。
鳥居氏は2007年6月、社長に就任。グループ会社の役割を明確にするため、鉄道事業や自動車事業の分社化を強力に推進。09年9月には純粋持ち株会社体制を確立した。
林氏は、07年6月に専務執行役員グループ経営戦略室長に就任。及川氏や鳥居氏の下で、純粋持ち株会社体制への移行に尽力するなどしてきた。今回の人事について同社は「(10年に策定、19年度までの成長戦略を描いた)『ビジョン100』で掲げた当期純利益100億円という目標の早期達成に向け、新たな体制でスタートすることにした」としている。
◆林英一氏(はやし・ひでかず)1972年慶応大卒、相模鉄道(現・相鉄ホールディングス)入社。専務などを経て、10年に経営戦略室長、11年に副社長。東京都出身。
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