観光素材の活用を学ぶ宿泊研修を三浦市内で受けた東京観光専門学校(東京都新宿区)の学生たちが、研修の成果として考えたツアー案を発表するプレゼンテーションが7日、同市三崎の三崎水産物地方卸売市場で実施された。旅行学科の1年生10人が、学生の視点で考えたお得な日帰りツアー案を説明した。
学生は5月に研修に参加し、キャベツの収穫体験や城ケ島の散策を通じて三浦の観光資源を学習。研修の締めくくりとしてツアーを考案し、6月に専門学校で選考会を実施。優秀賞に選ばれた2グループが今回三浦を再訪し、アイデアを披露した。
発表されたのは、ところてん作りや海浜割烹での食事から日本文化に触れてもらう訪日外国人客(インバウンド)向けのプランと、ビーチスポーツや温泉でストレスを発散してもらう若手サラリーマン対象のプラン。
2グループとも、乗車券や食事券をセットにした京浜急行電鉄の「みさきまぐろきっぷ」を使うことで料金が半額近くになるとPR。市営業開発課職員から「民宿などの素材は外国人が喜ぶので視点が良い」などと講評を受けた。
将来はツアーコンダクター志望という高山百香さん(18)は「インバウンドと日本の現地の人が触れ合えるツアーを企画したい」と話していた。