ミューザ川崎シンフォニーホール(川崎市幸区)は14日、同日に死去したジャズピアニストで同ホールアドバイザーの佐山雅弘さん(64)の16日の公演を開催すると発表した。息子の佐山こうたさんと旧知の人気ピアニスト国府弘子さんが代わりに出演する。
16日の公演は「かわさきジャズ2018」の一環で、「佐山雅弘スペシャルピアノ・プロジェクト ジャズ・トライアングル」として企画された。開催は本人の遺志という。佐山さんは同ホール開館当初からホールアドバイザーを務め、人気企画を多数手掛けてきた。今回はピアニストの三舩優子さん、奥田弦さんと共に3台のピアノによる連弾での演奏を予定。がんの闘病生活で体力面が万全でなく、共演経験がある国府さんに助っ人をお願いしていた直後の不幸となった。
国府さんは県立多摩高出身で同ジャズには3年ぶりの出演。タップダンスのHIDEBOHさん、神奈川フィルハーモニー管弦楽団ソロ・コンサートマスターの石田泰尚さんらも出演する。
開演は午後7時。チケットは3千~5千円(学生1500円)。問い合わせは、同ホールのチケットセンター電話044(520)0200。