3月8日の国際女性デーを前に、国際NGOプラン・インターナショナル(東京)は同5日、「映画」を切り口にジェンダー平等について考える催しを都内で開く。映画コメンテーターのLiLiCoさんらが、「映画で描かれる女性」をテーマに語り合う。
各国の少女の現状を報告する「世界ガールズ・レポート」を発行しているプランは昨年、2018年に20カ国で最高興行収入を上げた56本の映画や広告をジェンダーの観点から分析。
女性がリーダーとして描かれることが少ない実態や、映画、広告共に女性が職場よりも家庭内の存在として映し出されている、といった調査結果を基に、「映画が性別役割の固定概念を刷り込み続けている」とまとめた。
催しにはLiLiCoさんのほか、ジェンダーなどが専門の大崎麻子・関西学院大客員教授が登壇。「映画」を通じて、国内外における女性の政治参画や社会進出、ジェンダー平等の実現のために変えていくべき意識や行動について意見を交わす。プランは「若い女性たちへの応援の輪が広がるきっかけにしたい」としている。
会場はケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ社(港区)。午後7時~8時半。参加無料。定員100人。申し込みはプランホームページの専用フォームから。2月24日締め切り。問い合わせはプラン☎03(5481)0030。