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東京五輪控え120艇移動へ 県、葉山港改修費など6105万円計上

神奈川新聞 | 2016年9月7日(水) 02:00

 2020年東京五輪セーリング競技の江の島(藤沢市)開催に向けて神奈川県は6日、競技会場となる湘南港に停泊しているディンギーを大会期間中に一部移動させるため、葉山港(葉山町)を改修すると発表した。江の島大橋の車線拡幅工事を含めた江の島開催関連事業費として16年度一般会計補正予算案に6105万円を計上し、8日開会の県議会第3回定例会に提案する。

 江の島内の湘南港には、クルーザーやディンギーなど船舶約千艇が停泊しており、大会期間中の一時的な移動が求められている。県はこれまで、クルーザーなど大型の200艇は県内既存ヨットハーバーでの受け入れを調整し、ディンギーなど小型800艇は県管理の港湾の仮設施設などに保管する方針を示している。

 16年度一般会計補正予算案には、葉山港にディンギー約120艇を移動させるため、同港の船舶保管地を立体化する改修工事設計費として2935万円を計上。工事全体の費用は3億~4億円となる見込み。16年度に測量・調査と設計、17年度に工事を行い、18年から供用を開始する。五輪後もセーリングの普及拡大のため活用する。

 江の島大橋では休日を中心に、島内入り口近辺の駐車場に入る車両などで渋滞が頻発している。この渋滞を解消させ、大会の円滑な運営や周辺地域活性化を図るため、現在の2車線を3車線に拡幅する。道路中央にあるゼブラゾーンをなくし、橋の両端にある高欄部分を外に広げる。

 補正予算案には約3170万円を計上。16年度設計、測量、17~18年度に施工、19年度から供用開始予定で、総工事費は10億円程度という。

 
 

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