高津署は6日、傷害と器物損壊などの疑いで、自称運送業の男(25)=川崎市高津区千年新町=と弟のとび職の男(21)=同市宮前区野川=の両容疑者を逮捕した。
逮捕容疑は、3日午前3時10分ごろ、同市高津区千年の路上で、区内の男性会社員(35)の乗用車のサイドミラ-を壊したほか、男性の顔面を蹴って前歯を折るなどのけがを負わせた、としている。兄の容疑者は「車は蹴っていないし壊してもいない」、弟の容疑者は「原因は当て逃げしたから」と供述。ともに容疑を否認している。
署によると、両容疑者は路上でクラクションを鳴らされたことに立腹し、乗用車を蹴った。さらに、自転車で乗用車を追い掛け、約200メートル先の無人の交番に逃げ込んだ男性を引きずり出して蹴るなどしたという。