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〝屋台の味〟で元気になって 逗子でイベント、盛り上げへ

話題 | 神奈川新聞 | 2020年4月5日(日) 05:00

「イベントに出かけた気分だけでも味わって」と声を掛けながら、商品を手渡す泉さん(中央)と田中さん(左)=逗子市逗子
「イベントに出かけた気分だけでも味わって」と声を掛けながら、商品を手渡す泉さん(中央)と田中さん(左)=逗子市逗子

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で自粛ムードが広がる中、おいしい食事で元気を届けようと、逗子市の男女が4日、屋台などで提供する手作り料理を販売した。オリジナルの味がイベント気分を盛り上げ、1時間で30食を完売。手に取った人々は「明るい気持ちになれる」と喜んだ。

 企画したのは、イベント出店仲間のNPO法人理事長田中美乃里さん(42)と、キッチンカーで移動販売する泉龍太さん(55)。田中さんは藤沢産小麦や地場野菜などを使った焼きそば「藤沢炒麺」を、泉さんは約30時間仕込んだ豚肉やチーズなどをはさんだキューバ生まれのサンドイッチを販売している。

 しかし、新型ウイルスの影響で催しは軒並み中止に。2人は「イベントに出かけた楽しい気分だけでも味わってもらえたら」と数日前に考案し、JR逗子駅近くにある石渡薬局の協力で店前のスペースを借りた。感染防止のため、消毒液を設置。料理は事前に仕込んで持ち帰りのみとし、ネット予約やキャッシュレス決済などで滞留時間短縮にも工夫を凝らした。

 姉妹で訪れた村岡恵美子さん、伊藤由利子さんは「こうした企画は息抜きになる」と笑顔。田中さんと泉さんは「これからも地域が明るくなる企画を続けていきたい」と話した。5日は午前11時から正午まで市商工会館(同市沼間)で販売する。

 
 

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