新型コロナウイルスの感染予防対策として自宅で過ごすことが多い小学生を対象に、横浜・桜木町にあるライブハウス「ジャムセカンド」が施設を無料で貸し出している。少人数の利用に限定し、消毒を徹底。代表の宮澤要さん(41)は「コロナで大変だが、ステージで照明を浴びながらプロが使う楽器を演奏し、大人になっても記憶に残る体験を」と呼び掛けている。
ライブハウスは、10年ほど前にオープンした。ジャズピアニストとして活躍する父・隆さん(71)が1978年に開校した音楽教室「ジャム音楽院」(横浜市中区)の講師や生徒が生演奏できる場として利用。空きがあれば外部の人にも有料で開放してきた。
しかし、大阪のライブハウスで新型コロナウイルスの集団感染が確認されて以降は、防音のため機密性が高いライブハウスは「危険」と敬遠され、キャンセルが急増。