カジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致に反対を唱えるデモが28日、JR桜木町駅前などで行われた。市民団体「平和と民主主義をともにつくる会・かながわ」の呼び掛けに、市内外から約50人が集まった。
新型コロナウイルスの感染拡大抑止に向け、県や横浜市が外出自粛を求めたため、中止も検討。ただ誘致の推進事業費4億円を計上した2020年度一般会計当初予算案が市会で可決されたばかりでもあり、「カジノの予算をコロナ対策に」と訴えるため、決行したという。
参加者は感染を防止するため、間隔を空け、象の鼻パーク(同市中区)まで行進。呼び掛け人の青島正晴さん(64)は「4億円ものお金があるならば、検査体制の充実や休業補償に使うべき」と訴えた。