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知事・県内首長、今週末の外出自粛要請 首都圏全域で警戒

社会 神奈川新聞  2020年03月26日 22:54


今週末の外出自粛などを呼びかけた黒岩知事=26日午後、県庁
今週末の外出自粛などを呼びかけた黒岩知事=26日午後、県庁

 新型コロナウイルスの感染拡大抑止に向け、黒岩祐治知事は26日、今週末の外出を自粛するよう県民に求める緊急メッセージを発信した。患者が急増した東京都の対策に歩調を合わせた形で、「県内は感染拡大を抑制できているが、突然オーバーシュート(爆発的患者急増)が起きる可能性は否定できない」と指摘。当面は仕事もできるだけ自宅で行うことも求めた。近隣県のトップも相次いで重大局面との認識を示し、首都圏全域で警戒が高まった。

黒岩知事の「緊急メッセージ」と主な「一問一答」
外出自粛・買いだめ「会見内容が不安増幅」 有識者が苦言

 県民の外出自粛を求めたのは、神奈川と埼玉県。都内への移動を控えるよう要請した千葉、山梨県などに比べ踏み込んだ対応だが、知事は「神奈川から東京には1日約100万人が移動しており、東京と神奈川は一体だ」と説明。都市機能停止や医療崩壊を避けるには「今の時期が非常に重要」と、理解を求めた。


県内の日別陽性患者数の推移

 県の集計によると、県内の感染者は26日までに90人を超えたが、1日当たりの確認数は最大6人で推移。一方、都内では25日に41人、26日はこれを上回る感染が判明しており、感染者数は200人を超え全国最多となった。小池百合子都知事は25日に「感染爆発の重大局面」と訴え、今週末と夜間は不要不急の外出を控えるよう呼び掛けていた。

 県庁で臨時会見を開いた黒岩知事は、都の取り組みと連携して感染拡大を防ぐとし、「不要不急の外出は控え、仕事もできるだけ自宅でできるよう工夫をしてほしい。特に今週末は外出の自粛をお願いする」と強調。自粛要請期間は見通せないとし、不要不急の定義については「食料品の買い物などは仕方ないが、娯楽や外食などは控えてほしい」と述べた。


テレビ会議で新型コロナウイルス対策を首都圏の知事と話し合う黒岩知事(右)=東京都千代田区
テレビ会議で新型コロナウイルス対策を首都圏の知事と話し合う黒岩知事(右)=東京都千代田区

 知事の緊急メッセージに連動し、県内の市長らも相次いで今週末の外出自粛を要請。横浜市の林文子市長は黒岩知事と電話で協議したとし、「県内の市町村が一体となって取り組んでいこうと確認した」と説明。川崎市の福田紀彦市長は「首都圏全体で対策を徹底していく必要がある」。相模原市の本村賢太郎市長も自粛を促した上で「買い占めなどが起きないよう冷静に日常の生活を続けてほしい」と呼び掛けた。

 一方、横須賀市の上地克明市長は、4月中旬まで不要不急の外出は控えるよう要請するメッセージを発表。都内通勤者の在宅勤務を求め、「横須賀を都市封鎖にしないため、踏ん張りどころ」と協力を求めた。

 東京、埼玉、千葉、神奈川、山梨の5都県の知事は26日夜にテレビ会議を開き、▽人混みへの不要不急の外出やイベントの自粛▽在宅勤務、時差出勤の実施─などの共同メッセージを採択した。都内で会議に参加した黒岩知事は終了後、記者団に「首都圏の知事が一枚岩になれた。率直な議論を通じ共通認識を得られた」と語った。


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