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【K-person】チャラン・ポ・ランタン
姉妹の世界観はサーカス 「子どもからお年寄りまで」

K-Person 神奈川新聞  2020年03月01日 10:30

チャラン・ポ・ランタン


チャラン・ポ・ランタン
チャラン・ポ・ランタン

 カラフルなサーカスを想起させる世界観が魅力の姉妹ユニット。姉の小春が奏でるアコーディオンと、妹・もものこぶしが効いたボーカルで、哀愁とパンチ力のある楽曲を数多く生み出してきた。

 18日には、ロシア民謡を取り入れた新曲「コ・ロシア」を発表する。「ロシア民謡はもともと好きで、以前から演奏していた。先日、ミュージックビデオの撮影で初めてウラジオストクに行ったのですが、想像以上に寒く、命の危険を感じました」と顔を見合わせて笑う。

 小春がアコーディオンに出合ったのは7歳の時。「シルク・ドゥ・ソレイユ」の舞台でアコーディオンを演奏するクラウンに目がくぎ付けになった。「アコーディオンは1台で伴奏とメロディーを奏でることができるという意味で完成された楽器。もともと人とおしゃべりするのが苦手だったこともあって、どんどんのめり込んでいきました」。17歳で東京都のヘブンアーティスト(大道芸人)の公認ライセンスを取得。駅や公園で演奏をするようになる。


チャラン・ポ・ランタン「コ・ロシア」18日発売、シングル+DVD4千500円、シングル1400円
チャラン・ポ・ランタン「コ・ロシア」18日発売、シングル+DVD4千500円、シングル1400円

 歌詞のついた楽曲を制作した際「暇そうだから歌ってくれる?」とももに声を掛けてから11年がたった。「最初は言われるままに歌うだけだったけれど、小春ちゃんに必要とされていることを感じるようになった頃から歌うのが楽しくなりました」ともも。近年はももが歌詞を書くことも増えてきたという。

 バルカン音楽やシャンソンなど、世界中の音楽を取り入れたサウンドが魅力のひとつ。「サーカスの世界観や衣装の雰囲気、音楽性に影響を受けています。サーカスは小さい子どもからお年寄りまで同じ気持ちになれるのがすてきなところ。自分たちが大好きなものにこだわって、音楽を届けていくスタイルは今後も変わらないですね」と声を合わせる。

 21日からは全国ツアーがスタート。29日にはテレビ神奈川のイベントにも出演する。演奏はもちろん、母親で絵本作家のまつながあきさんが手掛けるキュートなステージ衣装にも注目だ。

 川崎の実家にはよく帰省するという二人。川崎市民にはごみ収集車でおなじみの楽曲「好きです かわさき 愛の街」もレパートリーのひとつだ。「小さいころからすり込まれていて、うっかり盗作しそうになってしまったこともある」と明かす。「多摩川の河川敷ではミュージックビデオも撮影しました。神奈川にはたくさんの思い出が詰まっています」

ちゃらん・ぽ・らんたん
 姉妹音楽ユニット。いずれも川崎市出身の小春(こはる/アコーディオン、1988年生まれ)ともも(ボーカル、93年生まれ)で2009年に結成、14年メジャーデビュー。19年にはオリジナルアルバム「ドロン・ド・ロンド」、メジャーベストアルバム「いい過去どり」を発売。29日午後3~6時放送のテレビ神奈川開局50周年プロジェクト「tvk music hour 2020」に出演(観覧応募受け付けは終了)。

記者の一言
 妹のももさんは女優としても活躍中。1月29日、KAAT神奈川芸術劇場(横浜市中区)で上演された演劇「超、MARIA」では力強い演技を見せてくれた。

 劇中の音楽を担当したのは小春さん。カンカンバルカン楽団との生演奏で披露した楽曲は、稽古場で制作したという。「短期間で集中して制作する方が記憶に残るメロディーを生み出せる」と言う通り、帰り道でも頭の中で劇中音楽が鳴っていた。

 揺るぎない実力に支えられた、二人の愉快なステージが今後も楽しみだ。


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