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「来日した五輪選手に」 アロマオイルに情熱、準備に2年

話題 | 神奈川新聞 | 2020年2月25日(火) 12:50

 川崎市麻生区の多摩丘陵でラベンダーの無農薬栽培に取り組む男性が、アロマオイル作りに情熱を注いでいる。数年前から「夢は東京五輪・パラリンピックで来日した選手に使ってもらうこと」と公言。試行錯誤の末に納得のいくオイルを作り上げ、あとは寄贈先を探すだけとなった。


完成したアロマオイルを手に持つ三浦さん=川崎市麻生区
完成したアロマオイルを手に持つ三浦さん=川崎市麻生区

 オイル作りに励むのは、区内で民間の市民農園「片平楽農倶楽部」を運営する三浦武雄さん(73)。造園業に従事していた三浦さんは10年ほど前に市内のゴルフ場から依頼を受け、区内の遊休農地などで観賞用ラベンダーを栽培するようになり、香りの効力に魅了されていったという。

 観賞以外の新たな活用法を見つけようと、5年ほど前に蒸留装置を購入。山梨から取り寄せた天然水を使って蒸留し、精油を抽出している。「人に喜んでもらうために作るのだから、こだわりたい」と三浦さん。昼間は市民農園の仕事があるため、夜間にこつこつと蒸留作業を進め、研鑽(けんさん)を積んできた。

 
 

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