JR川崎駅西口に5月に開業する「ホテルメトロポリタン 川崎」(川崎市幸区)が、年間を通じて若手芸術家の作品を館内に展示する計画を進めている。「出会いと物語の始まる場所」をテーマに掲げ、斬新なアートで来館者を出迎える構想だ。
運営会社の日本ホテルによると、開業日の5月18日から8月31日まで、2階エントランスには巨大なクジラのアートがお目見えする。東京都出身のアーティスト大小島真木(おおこじままき)さんの2018年の作品でタイトルは「世界の家」。
縦184センチ、横735センチと迫力があり、革やアクリル、クジャクの羽、クッションなどさまざまな素材が使われ、幻想的な雰囲気を漂わせている。天井からつり下げる形で展示するため、不思議な浮遊感も楽しめそうだ。
若手作家の作品はフロントやエレベーターホール、レストラン店内などにも飾られる。日本画、油彩、織物、版画など多彩なジャンルを予定。常設だけでなく、年5回入れ替えて、来館者が新たな作品と出合えるように演出する。