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「自由とは」考える素材に 60年代の市大新聞縮刷版刊行

社会 神奈川新聞  2020年02月17日 14:00

横浜市大新聞の縮刷版を示しながら、学生運動の歩みを語る沖村さん=横浜市中区
横浜市大新聞の縮刷版を示しながら、学生運動の歩みを語る沖村さん=横浜市中区

 ベトナム戦争を契機に反戦や大学改革などを訴えた学生運動から半世紀。最も高揚した1960年代後半に横浜市立大学新聞会が発行した「横浜市大新聞」の縮刷版が刊行された。OBたちは、激動の時代を記録として継承することで「自由とは何か、民主主義とは何かということを真剣に考えた時代があった。現代にも通じる『問い』を考える素材にしてほしい」と願っている。

 縮刷版に収録されたのは、66年度から71年度にかけての5年分の横浜市大新聞の本紙と号外。市大の日本史研究室が大半を保管しており、残りはOB有志の自宅などに散逸していたものを集めた。最後まで見つからなかった号は大学図書館にコピーが残されていたことが分かり、この間の全号がそろった。

 市大では66、67年にかけて、学生自治会が主導して自治権の確立を目指した「学園民主化闘争」が繰り広げられた。教職員を交えた学内集会を重ねた結果、特別選考基準による優先入学の撤廃や、学生の思想信条を大学が調査する就職面接制度の廃止などが決まった、と報じている。

新聞会、全共闘に「ペンで答えよ」


学生間の衝突を伝える1968年6月30日付の横浜市大新聞(部分)
学生間の衝突を伝える1968年6月30日付の横浜市大新聞(部分)

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