昨秋の台風19号で甚大な被害を受けた相模原市緑区のために、和泉短期大学(同市中央区)の学生有志が寄付金7万289円を学内で集めた。
募金活動を行ったのは「学友会」。メンバー10人が昨年12月13、16の両日、学内2カ所で、模造紙に貼った神奈川新聞の紙面で被害を伝えながら、募金を呼び掛けた。会長の相良七菜さん(19)は「緑区から通っている友達がいて、ひとごととは思えなかった」と説明する。
メンバーらは今月4日、市役所で本村賢太郎市長に全額を手渡した。
「少しでも被災地の力になれば」と副会長の石田優夏帆さん(19)。同大の佐藤守男学長は「頼もしい学生たちの力で、多くの募金が集まった」と話した。