「カレーの街よこすか」の20周年を記念したシンポジウムが8日、横須賀市日の出町のヴェルクよこすかで開かれた。市などでつくるカレーの街よこすか推進委員会の主催。「カレーは日本を救う」をテーマにトークセッションなどが行われ、約130人が参加した。
トークセッションには横須賀をはじめ、カレーによる町おこしを行う神田、下北沢、武蔵小杉、柏の「仕掛け人」たちが登壇。「みんなでカレーを囲んで食べれば、人と人がつながることができる」「カレーがコミュニケーションの中心にあることが大切」といった意見が出された。神田カレー街活性化委員会委員長の中俣拓哉さんは「人はつながると救われる」と強調した。
カレーの街よこすか事業者部会副部会長の鈴木孝博さんは「横須賀ではこれまで行政がカレーの街を主導してきたが、これからは民間の力が必要だ」と訴えた。
参加者には、カレー・スパイス料理研究家で、よこすかカレー大使の一条もんこさんがこの日のために開発したカレーが振る舞われた。会場の外では、「カレーとICT」と題し、県立横須賀高の生徒たちの研究成果をまとめたポスターも展示された。