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逗子の住宅街で斜面崩落 県立高3年女子、巻き込まれ死亡

事件事故 神奈川新聞  2020年02月05日 22:24

崩落した現場の地図

 5日午前8時ごろ、逗子市池子2丁目の市道脇にある斜面が崩落した、と通行人から119番通報があった。付近を歩いていた同市在住の県立高校3年の女子生徒(18)が巻き込まれ、病院に搬送されたが死亡が確認された。県警は女子生徒の死因や崩落の原因などを調べている。現場は住宅街で、ほかにけが人などはいなかった。

 市や市消防本部によると、崩れたのは1950~60年代に造成されたとみられる高さ約15メートルのマンション下の斜面で、下部の6~7メートル分は石積みの擁壁で補強されている。擁壁上の斜面が幅約7メートル、高さ約6メートルにわたって崩落し、下の市道には幅13メートルにわたり、42・5立方メートルの土砂(重さ約70トン)が最大約2メートル積もった。 斜面の一部が大きくえぐれ、ガードレールが折れ曲がるなどした。

 崩落した斜面は、県が2011年に土砂災害警戒区域に指定しており、市はハザードマップやホームページに掲載して周知していた。建築制限などはないという。市によると、私有地のため、安全対策などは所有者が行う。斜面下の市道を管理する市は「崩落などの危険の予兆は、特に把握していなかった」と説明。逗子署も、昨年秋の台風でも崩落などの被害はなかったとしている。

 斜面はマンション住民が共同で所有しているとみられ、市は同日午後にマンション管理会社と面会し、現場の安全確認や今後の安全確保策を要望した。市は「今後、安全対策工事の実施を働きかける」としている。

 現場は京急線神武寺駅から東へ約300メートルの、住宅やマンションなどが立ち並ぶ地域。市は崩落直後から、現場付近約250メートルを全面通行止めとしており、通行再開時期は未定という。


女性が搬送された後も重機や手作業による捜索活動が続いた崖崩れの現場=5日11時20分ごろ、逗子市池子2丁目
女性が搬送された後も重機や手作業による捜索活動が続いた崖崩れの現場=5日11時20分ごろ、逗子市池子2丁目

道路脇の斜面が崩れた現場を調べる消防隊員ら=5日午前11時10分ごろ、逗子市池子2丁目
道路脇の斜面が崩れた現場を調べる消防隊員ら=5日午前11時10分ごろ、逗子市池子2丁目

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