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時代の正体 差別のないまちへ
不安払拭へ職員尽力 脅迫受け川崎市ふれあい館

時代の正体 神奈川新聞  2020年01月30日 22:22

正面入り口に貼りだされた脅迫状への対応を知らせる文書=川崎市ふれあい館
正面入り口に貼りだされた脅迫状への対応を知らせる文書=川崎市ふれあい館

 川崎市の多文化交流施設「市ふれあい館」(川崎区桜本)の爆破予告に関する市の発表から一夜明けた30日、同館は通常通り午前9時半に開館した。開館前には不審物がないか職員が施設を見回り、正門には警備員1人を常駐させて安全確保に努めた。

 正面玄関と館内には「ふれあい館への差別脅迫年賀状、爆破予告について」という文書を掲示。「今後も引き続き市民のみなさんに安心して利用していただくため、朝、開館前の施設点検を実施するなど安全確保に努めます」「利用者のみなさんの安全を最優先に運営を行います」などと周知した。

 川崎臨港署のパトロールのほか、出入り口を1カ所閉鎖し、中の様子が分からないようカーテンを閉める措置も継続。幼児の手を引き来館した母親に職員が「遠回りさせてすみません」と声を掛けるなどコミュニケーションを取りながら不安軽減に努める様子もうかがえた。

 夜には同館職員も加わり子ども食堂が開かれた。地元の桜本商店街振興組合の渡辺正理事長は地域に尽くす職員の頑張りに感心しながら、その心労を思って「こんなときだからこそみんなで利用して地域の100人の目、千人の目で館を守りたい」と話し、県警の迅速かつ徹底した捜査にも期待を寄せていた。


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