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ノーベル賞吉野彰さん、藤沢市名誉市民に 地域貢献も意欲

話題 神奈川新聞  2020年01月30日 15:10

鈴木市長(左)から藤沢市名誉市民証を贈られた吉野さん=藤沢市
鈴木市長(左)から藤沢市名誉市民証を贈られた吉野さん=藤沢市

 2019年ノーベル化学賞を受賞した旭化成名誉フェロー吉野彰さん(72)に藤沢市名誉市民の称号を贈る顕彰式が30日、藤沢市民会館(同市鵠沼東)で開かれた。市民ら約千人が参加し、偉業をたたえるとともに科学技術をテーマにした講演など名誉市民としての地域活動に期待を寄せた。

 吉野さんは会場からの大きな拍手を背に登壇。鈴木恒夫市長から名誉市民証と記念品を受け取った。あいさつで大阪出身であることに触れ、「若い頃、将来住むのは、関西なら芦屋、関東なら関西人のあこがれの地、湘南と決めていた」とユーモアを交えて語った。

 藤沢市民になった経緯については「就職後の配属先が川崎で神奈川県民になった。結婚してやはり湘南に住もうと考え、新しいまちづくりを知り、湘南ライフタウンを見に行った。以来1978年から40年以上、藤沢市に住み続けている」と説明。名誉市民の称号を得て「市民や子どもたちに対し、私にできることがあれば協力していきたい」と地域貢献に意欲を示した。

 顕彰式後には「リチウムイオン電池から考える未来社会」をテーマに特別講演し、リチウムイオン電池の技術的進展による環境問題の解決などを展望。電気自動車への応用が進み、環境への配慮と経済性、利便性のバランスが取れた社会への変革に期待を示した。

 市は昨年10月のノーベル賞受賞決定を受け、名誉市民の称号を贈ることを検討。同12月に市議会の同意を得て正式決定した。


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