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リトアニア料理に挑戦 五輪事前キャンプ地の平塚で試食会

話題 | 神奈川新聞 | 2020年1月27日(月) 05:00

リトアニア料理を味わう親子連れ
リトアニア料理を味わう親子連れ

 今夏の東京五輪・パラリンピックで平塚市を事前キャンプ地としているリトアニアについて理解を深めようと、同国の料理をアレンジしたメニューの試食会が26日、同市松風町のレストラン「『ワインに集う』ぶどう畑のさんぽ道」で開かれた。同国で好まれる野菜を市内で育てて収穫し食材とする地産地消の試みで、同国と交流の深い湘南学園高校の生徒らも参加した。

 国名に引っ掛け「リトマニア」と銘打ったイベントで、市内で有機野菜の生産や販売などを手掛ける「いかす」(東京都)などが企画した。リトアニア料理で使われる赤い品種のジャガイモ「アンデスレッド」やホウレンソウの仲間の赤い「ビーツ」を市民約70人が植えて育てた。

 試食会は市内外から約20人が参加して調理からスタート。レシピはリトアニア料理を基本に、料理教室「C’C─HOUSE(シーシーハウス)」の成松千紘さんが日本人の味覚に合うようアレンジを施した。


ビーツとヨーグルトなどをミキサーで混ぜて冷製スープを作る参加者ら=平塚市松風町の「『ワインに集う』ぶどう畑のさんぽ道」
ビーツとヨーグルトなどをミキサーで混ぜて冷製スープを作る参加者ら=平塚市松風町の「『ワインに集う』ぶどう畑のさんぽ道」

 本場ではキャベツを発酵させるザワークラウトのスープは、塩麹(こうじ)と食酢をあえてまろやかな味わいに仕上げた。家庭料理の「ツェペリナイ」はすりつぶしたジャガイモをホットプレートで焼き、ビーツのスープはビーツとキュウリ、ヨーグルトをミキサーにかけた。異国の味に子どもたちは「おいしい」と感動し、おかわりをする姿もみられた。

 試食後には、リトアニアと長らく交流がある湘南学園高校で昨年、ホームステイをした1年生3人が同国の文化について発表。原優奈さん(16)は「古い建物や自然がきれいな場所だった。日本ではなじみが少ないけど、多くの人にリトアニアのことを知ってもらえたら」と話した。

 考案されたレシピは五輪期間に同店で提供される予定。

 
 

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