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新型肺炎、専門家「冷静な対応を」 感染力・致死率は低め

社会 神奈川新聞  2020年01月26日 01:50

 中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎が拡大する中、多くの人の移動が見込まれる春節(旧正月)の連休が24日から始まり、感染の広がりが懸念されている。感染症の専門家で、川崎市健康安全研究所の岡部信彦所長は「国内の患者数も増えるだろうが、現時点の感染力はそれほど高くない」とした上で「普通に生活する限り、特別に心配する必要はない」と冷静な対応を呼び掛ける。

 中国政府の専門家グループは新型コロナウイルスの人から人への感染を認め、発表される患者数も死者数も日増しに多くなっている。ただ、岡部所長は「死者数は増えてはいるが、伸び方としては非常に緩い」と分析する。

 岡部所長によると、同じコロナウイルスによって起きる重症急性呼吸器症候群(SARS)の致死率は10%ほどで、1人の患者から広がる感染は2~5人。また、中東呼吸器症候群(MERS)の致死率は30%ほどだという。一方、今回の新型コロナウイルスの致死率は今のところ約3%で、感染力も1人から1・4~2・5人程度。「現時点では、SARSやMERSに比べ、重症度や爆発的な流行の度合いでややランクは下がる」と見ている。

 岡部所長が注視しているのは、重症化した患者の詳細な情報だ。

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