26日に行われる第35回葉山町民駅伝大会に、町出身でプレス工業陸上部(藤沢市)の川村駿吾さん(30)が8年ぶりに出場する。3月で引退する川村さんにとって、現役選手として生まれ育った町を駆ける大会は今回が最後。葉山駅伝で走る楽しさを知り、陸上競技の道に進んだ川村さんは「楽しみながら走る姿で、子どもたちに刺激を伝えられたら」と笑顔を見せる。
川村さんは葉山中で陸上競技を始め、鎌倉学園高卒業後、原晋監督に誘われ青山学院大へ進学。箱根駅伝には3年連続出場し、主将を務めた4年時は、当時の同大過去最高順位となる総合5位に貢献し、その後の黄金時代の礎を築いた。