2019年4月の相模原市議選中央区選挙区で、くじ引きの末に落選した松浦千鶴子氏が選挙結果への異議申し立てを棄却した県選挙管理委員会の決定を取り消すよう求めた訴訟の判決で、東京高裁(大段亨裁判長)は16日、原告の請求を棄却した。松浦氏は上告する方針。
松浦氏は、無効票とされた「まつうらちか子」などと書かれた3票は有効と主張。これに対し、判決は「(問題の票は)原告の氏名と松永千賀子候補の氏名を混記した投票と認められ、いずれの氏名を記載したのか全く判断し難い。いずれも無効票というべき」と結論付け、原告の訴えを退けた。
同選挙区の最終議席を巡り、松浦氏と今宮祐貴氏が得票数で並んだ。公選法に基づいてくじ引きが行われ、今宮氏が当選した。