ハマのエースがさらなる進化で球団の歴史を塗り替える。横浜DeNAの今永昇太投手(26)が14日、東京都世田谷区の駒大硬式野球部グラウンドで自主トレーニングを公開した。今年初めてのブルペンで投球練習を披露し「体、肩の状態は5年目で一番いい。20勝を目指したい」と宣言。昨季届かなかったリーグの頂点とともに、迫り来る東京オリンピックでの金メダルを目指す。
閑静な住宅街に囲まれた母校のグラウンド。今永がミットの乾いた捕球音を響かせた。右足をクロスさせてセットポジションに入る昨季のフォームから、右足をゆったり上げて腕を振る。捕手を立たせて直球のみ30球。「最初にしては上体のブレはない。良かった」と好感触にうなずいた。
その投球にくぎ付けになったのはヤクルト寺島、広島高橋、ロッテ中村の若手左腕3選手だ。