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時代の正体 差別のないまちへ
「分断許せず」地元憤り 市ふれあい館に脅迫年賀状 川崎

時代の正体 神奈川新聞  2020年01月11日 05:00

日本のまつりで披露される「プンムルノリ」のパレード=2019年11月17日、川崎市川崎区桜本
日本のまつりで披露される「プンムルノリ」のパレード=2019年11月17日、川崎市川崎区桜本

 川崎市の多文化交流施設「市ふれあい館」(川崎区桜本)に在日コリアンの殺害を宣言する脅迫文が年賀状として送りつけられて1週間余り。市が対応の検討を続ける中、地域住民からは憤りとともに「許されない差別」「軽く考えるべきではない」と明確な非難が声として上がる。同館が地域に欠かせない施設であるだけでなく、わがまちに分断を刻み付ける卑劣を見過ごすわけにはいかないからだ。

 電気店を営む桜本商店街振興組合の渡辺正理事長(73)は脅迫年賀状を新聞報道で知った。

 〈謹賀新年 在日韓国朝鮮人をこの世から抹殺しよう。生き残りがいたら、残酷に殺して行こう〉

 すぐに思い浮かんだのは2015年11月と16年1月、在日コリアンを標的に「死ね」「殺せ」と叫びながらこのまちを襲ったヘイトデモの参加者たち。それだけではなかった。

 「本当に恐ろしい文面。障害者は生きる価値がないから殺してしまえというのと同じ発想だ」

 折しも裁判が始まった相模原市の障害者大量殺傷事件が重なった。

 「軽く見てはいけない。虐殺は実際に起きており、名指しされた人たちはどれだけ怖い思いをしているだろう」

 分断という名の一方的な加害行為が許せなかった。

当たり前ゆえ

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