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紙面を飾った25人 K-Person

K-Person 神奈川新聞  2018年01月01日 11:12

紙面を飾った(左から)篠山紀信さん、井上真央さん、内野聖陽さん、多部未華子さん、角野栄子さん
紙面を飾った(左から)篠山紀信さん、井上真央さん、内野聖陽さん、多部未華子さん、角野栄子さん

 こんな人に会いました-。2017年最後の日曜(しかも大みそか!)を飾るのは、1月から隔週で紹介してきた日曜版インタビュー「K-Person」の総集編です。今をときめくあの人、この人…。紙面を飾った25人の横顔をあらためて。年明けは1月14日に再開。さて、2018年はどんな人に出会えるでしょう?

川村元気/1月15日掲載
 小説「四月になれば彼女は」を出版。恋愛小説は売れないといわれる中、愛を失った人たちを描き、今のリアルな物語に。次々と話題の映画を生む“鬼才”は、自分が知りたいと思うことに小説で取り組む。「面白いんです。自分の知らない自分に遭う瞬間が」。次作の小説のテーマは「記憶」。(かわむら・げんき、映画プロデューサー)

篠山紀信/1月29日掲載
 横浜美術館(横浜市西区)で「篠山紀信展写真力」を開催。約50年にわたって撮影してきた100人以上のスターたちの肖像を、大きく引き伸ばして展示した。「インスタレーションといった方がいい。鑑賞ではなく体感。写真力と空間力のバトルだね」と笑う。商業写真の世界をリードして、時代が求める人物を撮り続けている。(しのやま・きしん、写真家)

アピチャッポン・ウィーラセタクン/2月12日掲載
 タイの長編映画「ブンミおじさんの森」(2010年)で、カンヌ国際映画祭最高賞(パルムドール)を受賞した現代を代表する映画監督の一人。タイ社会を斬新な映像とともに描き、その才能は舞台作品でも発揮される。KAAT神奈川芸術劇場で「フィーバー・ルーム」を日本初披露し、話題を集めた。(アピチャッポン・ウィーラセタクン、映画監督)

三浦友知/2月26日掲載
 映画「葛城事件」で第38回ヨコハマ映画祭の主演男優賞に輝いた。芸歴46年。「ベテランも若い子もみんな同じ土俵」と、おごることは一切ない。第7回の同映画祭で助演男優賞を受賞。「演技を評価されたことはとてもうれしかった。そこからがんばろうと思った記憶がある」と、俳優の原点を振り返った。(みうら・ともかず、俳優)

阿部佳/3月12日掲載
 「相手の気持ちを読んで行動するプロ」であるコンシェルジュ。四半世紀にわたる豊富な経験を著書「コンシェルジュの仕事道」(清流出版)につづった。ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル(横浜市西区)で働き始めた頃は、職業として認知されていなかった。「誠意をもって人と接することで築いていく仕事だと学んだ」(あべ・けい、コンシェルジュ)


ぼくのりりっくのぼうよみ/3月26日掲載
 横浜市鶴見区育ち。高校2年の時、10代向けの国内最大級のオーディションに応募したのをきっかけに、17歳でメジャーデビュー。言葉を縦横無尽に操る文学的な歌詞が若者らの共感を得てきた。天才棋士の活躍を描いた映画「3月のライオン」の主題歌も書き下ろすなど、今注目のアーティストの一人だ。(ぼくのりりっくのぼうよみ、歌手)

内野聖陽/4月9日掲載
 ウィリアム・シェークスピアの「ハムレット」に主演した。185分に及ぶ舞台では、膨大な量のセリフと格闘。「48年間生きてきて得た言語感覚が土台」と魂を燃やした。「壁は高いほど燃える」。タイトロープの上を歩くように、ギリギリまで自分を追い込んだ。額に噴き出した汗に、野性味あふれる内野ハムレットを見た。(うちの・せいよう、俳優)

三上真史/4月23日掲載
 3~6月に開催された「第33回全国都市緑化よこはまフェア」の広報親善大使として活躍。里山ガーデンではウェルカムガーデンのデザインを担当した。園芸王子の愛称を持ち、NHK「趣味の園芸」ではナビゲーターを務める。「花をもらって笑顔にならない人はいない。そんな花のように、人を笑顔にする存在になりたい」(みかみ・まさし、俳優)

多部未華子/5月7日掲載
 NHK総合のドラマ「ツバキ文具店~鎌倉代書屋物語」で主役の雨宮鳩子を演じた。依頼主の気持ちを手紙で代筆する“代書屋”の役を、「自分の言葉を手紙で伝えるのは、すごく大事なことだと思うようになりました」と振り返った。「鎌倉は山も海も近くて、穏やかで魅力的な場所。住んでみたいですね」と笑顔を見せた。(たべ・みかこ、女優)

向井理/5月21日掲載
 祖母が祖父との思い出をつづった手記を元にした映画「いつまた、君と ~何日君再来~」に出演。企画立案から完成まで7年かかったが、この間に結婚し父親となったことで、演じた祖父の言葉を体感できた。「祖父母が戦後の混乱期を生き抜いてくれたから母や僕が生まれた。日本を支えてきた人の姿を見てほしい」(むかい・おさむ、俳優)


藤沢周/6月4日掲載
 酒におぼれた剣道5段の男と、ラップ好きな男子高校生が剣を手に対峙する小説「武曲」が映画化された。自身も4段の腕前を持つ剣士。鋭い瞳は動物的で、取材中に心を読まれているような気持ちになった。「書くとは、世界と刺し違えること」。物事の瞬間を捉えるため、動き続ける世界に耳を澄ませている。(ふじさわ・しゅう、小説家・大学教授)

佐久間由衣/6月18日掲載
 NHK連続テレビ小説「ひよっこ」に出演。主演の有村架純さん演じる「谷田部みね子」の幼なじみ「助川時子」役をはつらつと演じた。長丁場の現場だったが、役と深く付き合えるチャンスと捉えた。撮影期間が空くと、物語の中で役柄が歩んだだろう時間に思いをはせた。「空白の時を想像で埋める。勉強になっています」(さくま・ゆい、女優)

長瀬智也/7月2日掲載
 人気アイドルグループ「TOKIO」の活動にとどまらず、役者としても数々の名キャラクターを演じてきた。TBSドラマ「ごめん、愛してる」で20年ぶりとなるラブストーリー作品に出演し、主人公・律を演じた。「関内にある友達の店にもよく行きます」。横浜市出身。ハマの街もこよなく愛している。(ながせ・ともや、アイドル、俳優)

角野栄子/7月16日掲載
 神奈川近代文学館(横浜市中区)で「角野栄子『魔女の宅急便』展」を開催。20年以上も書き続けてきた「魔女の宅急便」の原稿や絵本の原画などが並んだ。「目に見えないもの」を大事にする魔女に対し「今は目に見えるものばかりが最大の関心事になっている」と嘆く。82歳、「書きたいものを書いてから死にたいのよ」と意欲をみせる。(かどの・えいこ、作家)

大崎梢/7月30日掲載
 現代の横浜を舞台に、開港当時の謎やエピソードを盛り込んだミステリー短編集「横濱エトランゼ」(講談社)を執筆。横浜で30年以上も暮らすが、開港時の逸話には知らないことも。「遠いようでいて、近さもある時代ですね」。ホームズなど謎を解き明かす人物に憧れて、ミステリーを書き始めた。「書いても書いても難しい」とほほ笑む。(おおさき・こずえ、作家)

パーヴォ・ヤルヴィ/8月13日掲載
 NHK交響楽団の首席指揮者。同オーケストラを率い、横浜みなとみらいホールで、モーツァルトのオペラ「ドン・ジョヴァンニ」を演奏会形式で披露した。2006年以降、ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団とともに同ホールには度々登場。横浜は「居心地の良い家のよう。中華街も魅力的」と話し、お気に入りの場所だ。(パーヴォ・ヤルヴィ、指揮者)

スプツニ子!/8月27日掲載
 現代美術の国際展「ヨコハマトリエンナーレ2017」の構想会議メンバーとして関わった。孤立と接続をテーマにした同展で「時代や文化が進むにつれ、世界は融合すると思っていたけれど、現実には断絶や分断が起こっている。そんな世界の現象を提示するアートが見られる」と語った。(すぷつにこ!、現代美術家・マサチューセッツ工科大メディアラボ助教)


平野啓一郎/9月10日掲載
 「映画やアニメには愛されているシーンがある。小説も同じように心に残る場面があり、そこに焦点を当てて作品紹介ができたら」と考案した企画「日本文学 あの名場面」を本紙日曜版で連載中だ。飯田橋文学会の面々とバトンをつなぐ。来年2月に神奈川近代文学館で企画と連動した初の講演も行う。(ひらの・けいいちろう、小説家)

tupera tupera/9月24日掲載
 ユニット結成15周年を迎えて、横須賀美術館(横須賀市)で「ぼくとわたしとみんなの tupera tupera 絵本の世界展」を開催。「しろくまのパンツ」「パンダ銭湯」といった人気絵本の原画を見ようと、ファンが押し寄せた。「いろんなことに流され、いろんな人に出会って、何かが生まれてくる。分からない方が面白い」(ツペラ ツペラ、美術ユニット)

井上真央/10月8日掲載
 フジテレビのドラマ「明日の約束」で主人公のスクールカウンセラー・日向を演じた。「親子関係の問題が軸になったドラマ。描くには複雑なところがあるからこそ、挑戦してみたかった」と話し、約2年ぶりとなるドラマ出演に思いを込めた。横浜市出身の“ハマっ子”女優。これからの活躍にも期待が募る。(いのうえ・まお、女優)

葵わかな/10月22日掲載
 NHK連続テレビ小説「わろてんか」で、ヒロインのてんを演じている。「てんちゃんを通して、笑うことの大切さを実感しています」。パッと周囲を明るくする朗らかな笑顔で、視聴者を魅了する。県内で育ち、慶応大に在籍。ドラマを通して落語の魅力も知り、「寄席も勉強中です」と笑顔を見せた。「笑って年を重ねられるようになりたいです」(あおい・わかな、女優)

小川糸/11月5日掲載
 鎌倉を舞台にユニークな代書屋を営む鳩子の暮らしをつづった小説「ツバキ文具店」。続編の「キラキラ共和国」が10月に出版された。執筆に際して、実際に鎌倉で暮らした体験が随所に生かされた。見ず知らずの女性と飲食店で会話を楽しんだこともある。「鎌倉の人々は心にゆとりがあるというのか、ちょっとした余裕を感じます」(おがわ・いと、作家)

中条あやみ/11月19日掲載
 湘南が舞台の映画「覆面系ノイズ」でヒロイン・ニノを演じた。ボイストレーニングに励み、スクリーンで歌声も披露。「私のくすぐったい気持ちが空と一体化されて、とても感動的でした」。由比ケ浜で撮影したキスシーン。ピンク色に染まった穏やかな湘南の空が、物語を盛り上げた。(なかじょう・あやみ、モデル、女優)

堺雅人/12月3日掲載
 人気漫画「鎌倉ものがたり」が映画化され、主人公のミステリー作家・一色正和を演じた。同作品を「豪華な絵本のよう」と話し、さまざまな異界のキャラクターが登場する物語に思いをはせた。VFX(視覚効果)をふんだんに使った映像美にも目を奪われたといい、「スピンオフもぜひ出演したい」と熱意を見せた。(さかい・まさと、俳優)

山崎一/12月17日掲載
 松田町で過ごした子どもの頃から演じることが大好き。俳優としてコメディーからシリアスまで幅広く活躍してきた。9月に還暦を迎え、演劇仲間に声を掛けて「劇壇」の活動を開始。来年11月、別役実さんの舞台「森から来たカーニバル」で初の演出に挑む。「これまでとは違う世界が見えてくるのでは」と期待と不安を抱く。(やまざき・はじめ、俳優)


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