「川崎で輝く女性たち―女性が語るトークサロン」が2月1日、川崎市高津区溝口の市男女共同参画センター(すくらむ21)で開かれる。難病を抱える中で社会復帰し、臨床化粧療法士として活躍する河村しおりさんが働くことと社会のつながりについて話す。
河村さんは20代前半だった2002年に指定難病の全身性エリテマトーデス(SLE)を発症。一時は寝たきりにもなった。しかし、長期にわたる闘病とリハビリに耐え、メークにも挑戦して、念願だった社会復帰を果たした。
自身の経験を生かし、市内を中心に病院、老人福祉施設などに出向き、医師らの依頼を受けて、患者や入所者にメークを施す。17年には一般社団法人「日本臨床化粧療法士協会」を立ち上げ、普及に力を入れている。
トークサロンでは、河村さんが逆境を糧にして新たな仕事をつくり上げ、同じような境遇に悩む人々の力になりたいと活動に尽力するようになった半生を語り、参加者との意見交換を交えながら進行する予定。
午後1時半~3時半。参加無料。先着40人で事前申し込みが必要。問い合わせは、同センター電話044(813)0808。