第99回全国高校ラグビー大会で初の単独制覇を果たした桐蔭学園フィフティーンが、決勝から一夜明けた8日、横浜市青葉区の同校に戻り、生徒や学校関係者、家族ら約200人を前に優勝を報告した。
劣勢はね返し歓喜 逸材たち歴史刻む
7度目挑戦で「真の頂」 桐蔭・藤原監督
「事実上の決勝」が続く険しい戦いを勝ち上がってきた。準々決勝では過去2大会で惜敗した大阪桐蔭(大阪第1)に31─12で雪辱し、藤原秀之監督(51)は「そこで自信をつけることができた」。準決勝は、9大会前に両校優勝で栄冠を分け合った東福岡に快勝。7度目の決勝では、選抜大会決勝以来の再戦となった御所実(奈良)に苦戦したものの、14点を追う劣勢をはね返し頂点に立った。
東日本勢で1997年度大会の国学院久我山(東京)以来の単独制覇。