海水浴場で津波警報・注意報を視覚的に伝える手段の普及を目指している気象庁はこのほど、横浜市金沢区の海の公園で、旗による手法の視認性を検証した。色や大きさなどの異なる旗を聴覚障害者らが沖合から確認し、望ましいデザインを探った。
使用した旗は、県内の沿岸市町が独自に先行導入したオレンジフラッグや、静岡県下田市が採用している赤と白の国際信号旗など11種類。白く縁取りをして目立たせたタイプのほか、津波避難場所のマークをデザインした旗も用意した。
ライフセーバーが浜辺で各種の旗を交互に振り、ボートに乗り込んだ聴覚障害者らは沖合100メートル、150メートル、200メートルから、それぞれの見え方をチェックした。