官公庁などで仕事納めを迎えた27日、県庁では黒岩祐治知事が本庁舎などの部署113カ所を回り、職員の一年の労をねぎらった。
台風15号、19号の災害対応に当たったくらし安全防災局で知事は「これまで経験したことがない対応だった。積み重ねてきたことが生き、県民の安全安心につながった」とした上で、「こうした台風が毎年襲ってくることを前提に来年の大きな課題としたい」と関係機関との連携など対策強化を求めた。
スポーツ担当部署では、ラグビーワールドカップ(W杯)に触れ「想像をはるかに超える盛り上がりは、我々の成果と誇っていい。この流れを来年の東京五輪・パラリンピックにつなげてほしい」と述べた。
一方、県警本部は今年、仕事納め式を行わなかった。これまで幹部職らを集めて本部長が1年を総括していたが、働き方改革の一環で見直したという。