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丹沢「山の交番」、今年の閉所式 遭難半減、死者ゼロ

話題 神奈川新聞  2019年12月04日 05:00

ピッケルを返還する山岳遭難救助隊の島脇隊長=県立秦野戸川公園パークセンター
ピッケルを返還する山岳遭難救助隊の島脇隊長=県立秦野戸川公園パークセンター

 登山シーズンが終わり、秦野署は3日、山岳救助の拠点「丹沢臨時警備派出所」を閉所した。今シーズンは山岳遭難事故、救助者数とも半減し、署は「バス停前や登山道で、登山届の提出やライトの所持を呼び掛けた広報活動の成果」と胸を張る。

 派出所は4月12日に開所。塔ノ岳や鍋割山、ヤビツ峠などを管轄する。登山客には「山の交番」としても親しまれている。

 2019年の事故は11月末現在、前年同期比13件減の10件。救助者数も14人減の10人だった。死者はいなかった。

 事故で最多だったのは転倒(4件)で、浮いた石を踏んだり、雨でぬれた登山道で足を滑らせたりした。沢登り中に立ち往生した70代の女性を訓練中の山岳遭難救助隊員が偶然発見し、救出した例もあった。

 閉所式は県立秦野戸川公園パークセンター(秦野市堀山下)で行われ、隊員ら25人が出席。島脇善紀隊長が、部隊のシンボルのピッケルを井原義春署長に返還した。島脇隊長は「登山届を提出、ライトや地図を装備し、単独ではなく、複数で登山してほしい」と話した。


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