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12月21、22日、横浜市泉区民文化センター
舞台音楽研究会が25周年で「魔笛」上演

カルチャー 神奈川新聞  2019年11月29日 20:12

歌手活動と並行して、大学や合唱団などで指導を行う。「教える時のエネルギーは100~120%。体を使って声を出すための指導を心掛けていて、かなり体育会系です」(撮影・立石 祐志)
歌手活動と並行して、大学や合唱団などで指導を行う。「教える時のエネルギーは100~120%。体を使って声を出すための指導を心掛けていて、かなり体育会系です」(撮影・立石 祐志)

 横浜市出身のオペラ歌手、沢崎恵美が中心となって活動している舞台音楽研究会は創立25周年を記念して、モーツァルトのオペラ「魔笛」を12月21、22日の両日、横浜市泉区民文化センター テアトルフォンテ(同市泉区)で上演する。初演時の形式にのっとり、衣装は華やかなロココ調で統一、モーツァルトの名曲の数々をエルデ・オペラ管弦楽団が演奏する。

 夜の女王の娘・パミーナ役で出演すると同時に、制作やプロデュースも手掛ける沢崎は「記念の公演なので、演出家も歌手も気合が入っています」と意気込みを語る。「魔笛は、音楽の力でさまざまな垣根を乗り越えていく、博愛の物語。日本語訳で上演するので、幅広い世代に楽しんでもらいたい」

 洗足学園で声楽を学んだ沢崎はイタリア留学から帰国後、地元への貢献と若手歌手の育成を目的に、テアトルフォンテでオペラ公演を企画するようになった。沢崎の意思に賛同するオペラ歌手の先輩や後輩が集まって活動しているため、毎回出演メンバーは異なるが、カルメンや椿姫など有名な演目を毎年開催してきた。「まずは地元の会場で、クラシックコンサートやオペラがどんなものか知るきっかけにしてもらい、他の公演にも出掛けてもらいたい。プロのオペラ歌手が出演するステージとしては破格の値段で鑑賞できるようにしています。親子室があるので子どもたちにも楽しんでもらえたら」

 地元のバレエ団やコーラスグループにも出演してもらい、地域を巻き込みながら活動を続けてきた。「これを見ないと1年が終わらない」というリピーターも増えてきたという。「長年続けてきたことで、年末のオペラ公演が根付いてきたという手応えはあります」と笑顔を見せる。

 クラシック音楽に詳しくなくても、気軽にコンサートに来てもらいたい、という思いがある。「音楽の解釈や感じ方は人それぞれで、自由なもの。クラシック音楽に対して多くの人が抱いている“難しそう”という先入観をなくしていけるような活動をこれからも続けていけたら」 (太田 有紀)

◆12月21・22日ともに昼公演は午後0時半、夜公演は同5時開演。自由席、大人4500円など。問い合わせはテアトルフォンテ☎045(805)4000。


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