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モーション・ブルー・ヨコハマ 12月6日~8日
盗み聞きから始まる新感覚ショー 「コントと音楽」開催へ

カルチャー 神奈川新聞  2019年11月29日 20:04

写真右から飯塚健、加村真美、関めぐみ、日高七海=モーション・ブルー・ヨコハマ
写真右から飯塚健、加村真美、関めぐみ、日高七海=モーション・ブルー・ヨコハマ

 横浜赤レンガ倉庫(横浜市中区)内のライブレストラン「モーション・ブルー・ヨコハマ」で、12月6日から8日まで、コントと音楽劇を合わせた「コントと音楽vol.1」が開催される。演出と脚本は、映画監督の飯塚健。食事をしながら音楽を楽しめる同店ならではの舞台を生かした、会場一体型の「きき耳・盗み聞きエンタテインメント・ショウ」に挑む飯塚と俳優陣に意気込みを聞いた。

 「同店を使った新しい試み」という前提でスタートした企画。俳優陣は、店内に普段から設置してある座席でコントを演じる。「隣のテーブルで、明らかに詐欺師にだまされている人がいたりすると、つい聞き耳を立ててしまうのが人間。それをコント仕立てにして、最後のオチに生演奏を持ってくるという構成はこの会場でしかできないはず」と飯塚。出演者は「みんなが顔を知っている俳優では驚きがないし、盗み聞きのシチュエーションになじまない」と若手俳優を中心にキャスティングした。「劇場などで活躍する若手のプレゼンテーションの場にもなれば」と今後を見据える。

 現在行っている稽古では、いつもとは違う手法に挑戦。「完成した脚本を渡すのではなく、シチュエーションだけを決めて役者に自由に演じてもらい、どんな展開になるか試してみている。今回は特にライブ感を大切にしたいので、細部まで書き込み過ぎないようにしたい」と飯塚。

 「稽古の内容が予想できないので、毎回戸惑っている」と苦笑いする関めぐみは「お客さんがすぐそばで食事をしている状況下でコントを演じるのはこれまでにやったことがないし、見たこともない。舞台で歌うのも初めてだけれど、よい緊張感を持って本番に臨めれば」と話す。

 音楽をプロデュースするのは、多くの映画音楽やドラマ音楽を手掛けている作曲家の海田庄吾。音楽にこだわりのある飯塚と長年タッグを組んできた。

 今回の公演ではストーリーの流れに沿った選曲でバンドが生演奏を行う。浅川マキやザ・フォーク・クルセダーズなど、昭和時代から1990年代の楽曲まで幅広く、飯塚自身が聴きたい曲を選曲し、オリジナルのアレンジを加えるという。「会員制交流サイト(SNS)で知らない人を過剰に攻撃するような、すさんだ人も多い時代、藤井隆さんの『ナンダカンダ』、玉置浩二さんの『田園』など、今だからこそ心に刺さる歌詞の曲も選びたい。音楽だけでなく、俳優の衣装や食事のメニューにもこだわっているので、いろいろな方向から楽しんでもらえれば」

 ◆「コントと音楽vol.1」 12月6~8日、1部は午後4時15分、2部は同7時15分開演。6日のみ1部は同5時45分、2部は同8時45分開演。全席指定で1万円。チケットはモーション・ブルー・ヨコハマ☎045(226)1919。


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