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【K-Person】小田えりなさん
音楽舞台で主演 夢はソロコンサート

K-Person 神奈川新聞  2019年09月15日 10:00

小田えりなさん


小田えりなさん
小田えりなさん

 47都道府県から集まったメンバーが全国各地で活動を展開するAKB48の「チーム8」。「神奈川代表」として存在感を発揮する小田えりなは、27~29日にKAAT神奈川芸術劇場(横浜市中区)で上演される音楽舞台「偶然の出会いのように」(NHK横浜放送局など主催)の主役に抜てきされた。県内出身の22歳。「地元のステージに立つことができてすごくうれしい」と目を輝かせる。

 NHKが撮影した、横浜美術館所蔵のダリやマグリットなどのシュールレアリスム作品の映像を舞台美術として活用するファンタジー。小田演じる「私」は偶然足を踏み入れた美術館で、ある紳士に絵画の世界に連れられる。描かれたものが動きだす異空間で、「私」は次第に物事の見え方が変わることを感じ取っていく。

 歌、芝居、ダンスと多様な表現に臨む。AKBのバラエティー番組の歌企画で優勝するなど、チーム8の枠を超えて高い歌唱力に定評があるが、謙虚な姿勢を崩さない。「役になりきり感情を込めて歌うのが課題。皆さんの心に届くものを聴かせたい」と自らを鼓舞する。


「偶然の出会いのように」のチラシ。観覧の受付は終了
「偶然の出会いのように」のチラシ。観覧の受付は終了

 自身と役には共通点が多い。歌が好きだがどこか自信が持てずにいる「私」は、紳士の支えで一歩を踏み出す。「私も歌が大好き。だけど、人にどう評価されているか気になって悩んだこともありました」とAKB加入後の心境を振り返り、この役を「自分自身の延長のような存在」と捉えている。

 5年前、高校1年の終わりにチーム8のオーディションを受けた。「『神奈川代表』のフレーズにすごく引かれたんです」。地元愛が強く、神奈川で活躍することを目標にしてきた。「それがKAATの舞台出演にもつながりました」と笑顔を見せる。

 チーム8は「会いに行くアイドル」をコンセプトに全国でツアーを開催している。ファン投票によって選ばれたAKBグループの楽曲をランキング形式で披露する今年の「リクエストアワー」では、チーム8の「47の素敵な街へ」が念願の1位に輝いた。各地へ赴く着実な歩みが実を結んだ瞬間に「メンバーと手を取り合って喜びました」。

 個人としての夢は地元神奈川のステージでソロコンサートを開くこと。「人を明るい気持ちにさせるアイドルが理想。この舞台を成功させて、次につなげたい」。演じる「私」同様、一歩一歩前へと進み、さらなる飛躍を目指す。

おだ・えりな
 神奈川県出身。2014年「AKB48チーム8全国一斉オーディション」に神奈川県代表として合格。数々の企画で歌唱力の高さが評価され、19年「AKB48グループ歌唱力No.1決定戦 ファイナリストLIVE」に出演。AKB48チームKとも兼任し、テレビ、ラジオ、舞台とさまざまな方面で活躍中。近年の舞台出演作は舞台版「マジムリ学園」(18年)、ダブルキャストでヒロインを務めた「銀岩塩Vol.3 LIVE ENTERTAINMENT 『神ノ牙-JINGA-転生』」(19年)などがある。

記者の一言
 「大好きです、神奈川」。地元への愛があふれ出ていた小田さん。1番の思い出は軽音楽部でエレキギターを鳴らした高校生の頃、部活帰りに友達と訪れたみなとみらいの花火大会だという。「花火の後はよこはまコスモワールドでジェットコースターを楽しみました。私の青春でした」と、懐かしむように教えてくれた。

 多忙なアイドル生活。ご褒美は大好物のラーメンで、新横浜の「ラーメン博物館」まで出向くこともあるそうだ。一押しは「細麺、塩味」。記者はこってりとした太麺が好みだが、あっさりした細麺を味わいたくなるほど、それを薦める小田さんの目はキラキラと輝いていた。「神奈川代表」としてますます活躍してほしい。


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