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【KーPerson】長瀬智也さん
ラブストーリー出演、気付けば20年ぶり

K-Person 神奈川新聞  2017年07月02日 11:20

「ごめん、愛してる」のワンシーン
「ごめん、愛してる」のワンシーン

長瀬智也さん

 「バカみたいだけど、筋が一本通っていて、泥くさい男たち。そういう役を演じられたことは、自分の財産です」

 ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」「タイガー&ドラゴン」など、不遇な境遇にありながらも、純粋で仲間思い、自分の信念を曲げず、真っすぐ突き進む若者を数多く演じてきた。

 9日スタートのドラマ「ごめん、愛してる」(TBS、午後9時)で演じる主人公の律も、母親に捨てられ、児童養護施設で育った生きづらさを抱える人物だ。

 養父母の赴任先だった韓国で家出し、裏社会で生きてきた律。事件に巻き込まれ、命に関わる大けがを負った律は、自分の命がある間に、実母(大竹しのぶ)を捜そうと日本へ帰国。だが、ようやく見つけた母親には、ピアニストのサトル(坂口健太郎)という溺愛する息子がいた。そして、ヒロイン・凜華(吉岡里帆)と出会い、「愛」を巡って、人間模様が交錯していく…。

 2004年に韓国ドラマで放送され、社会現象になった作品。「時代設定や文化的な背景も韓国版と変わっているので、日本版のドラマも楽しんでほしい」と話す。

 気が付くと、ラブストーリーに出演するのは、20年ぶり。「恋愛物語を避けていたわけではないけれど、男女のラブよりも、人間としてどう生きるか、そんな美学を持った作品が好きだった」と、30代前半までの自分を振り返る。

 恋愛に関しては、「憧れがある」と笑うが、自分には、遠い出来事のようにも感じてきた。

 「結婚もしていないし、自分はこのまま一人で死ぬのかな」

 周囲が恋愛し、家族を築いていく中、どうしようもない孤独に悩むこともある。だが、一生、恋愛できなくてもいいと思える時もある。「自分にしかできないことをやってきた」。表現者として、大勢の人に夢を与えてきた仕事に胸を張る。

 ある時、街中で少年が握手を求めてきたことがあった。握手に応じ、「また、声掛けてね」と別れた。「自分にも昔、憧れるヒーローがいたなと。少しでも自分にそういうものを感じて、話し掛けてくれるなら、俺も女性にモテるためだけにやっていられないなって」

 同性からも「かっこいい」と言われる存在でいたい。これからも、自分の信じる道を行く“ヒーロー”を目指し続ける。

ながせ・ともや 1978年生まれ。横浜市出身。男性アイドルグループ「TOKIO」のメンバー。ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」「タイガー&ドラゴン」などに出演。TBS・日曜劇場「ごめん、愛してる」は、9日午後9時スタート。

記者の一言
 「友達が開いている関内の店にも、オートバイでよく行きますよ」。横浜育ちの長瀬さん。米国製の車が好きで、本牧の専門店にも「ハンドルとか、いろいろ買いに行きます」。演じた役柄通り、地元や仲間を大切にする人だと、あらためて知ることができて、うれしかった。

 インタビュー終了時、「今度は、マリンタワーで会いましょう!」と言って去っていった長瀬さん。真剣にインタビューに答えてくれた姿もかっこよかったが、その明るい姿に人柄がにじみ出ていた。


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