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難病女子高生の渡航移植を 相模原で救う会が寄付呼び掛け

話題 神奈川新聞  2019年02月13日 12:49

支援を訴える田村佐智夫さん(前列左から2人目)、久視子さん(同3人目)夫婦ら。後列は支援活動に協力する県立相模原高校の同級生ら
支援を訴える田村佐智夫さん(前列左から2人目)、久視子さん(同3人目)夫婦ら。後列は支援活動に協力する県立相模原高校の同級生ら

 国から難病指定を受けている「遺伝性肺動脈性肺高血圧症」に苦しむ県立相模原高校1年の田村真子(まこ)さん(16)=相模原市中央区=の両親や支援者らが12日、同市内で記者会見を開き、米国で肺移植手術を受けるための募金に協力を呼び掛けた。同日に募金活動をスタート、両親らは「真子に未来を与えて」と広く支援を求めている。

 主治医の杏林大循環器内科の佐藤徹教授によると、同症は細い肺動脈の壁が厚くなり血液が流れにくくなる病気。心臓が血液を送り出しにくくなり、徐々に心臓の機能が悪くなる。

 真子さんは中学1年のときに同症と診断され、昨年6月からほぼ入院生活を余儀なくされている。


渡航移植を待つ田村真子さん(両親提供)
渡航移植を待つ田村真子さん(両親提供)

 副作用がひどく治療薬を十分に使えず、残された治療法は肺移植しかないが、国内では提供者(ドナー)が少なく移植の見込みが立たない。ドナーが見つかる可能性が高い米国での手術を決断したものの、手術や渡航にかかる費用は約1億9千万円に上るという。

 佐藤教授は「両肺の移植しか方法がないが、国内では移植まで平均3年かかる。1年半前に国内で移植登録をしたがめどが立たない。真子さんは体が小さいため、ドナーが得られる可能性はさらに少なく、米国で移植手術を受ける決断をした」と説明する。

 同症は遺伝性で、母の久視子(くみこ)さん(51)も同じ病気を患っている。「それでも私は仕事に10年以上就き、結婚して子どもも持てた。私ができたことを真子にも味わってほしい」と話す。

 真子さんは競技かるたやアニメが好きな活発な性格だが、現在は症状が悪化し息切れや動悸がひどく、1日の大半をベッドで過ごす状態。父の佐智夫さん(56)は「海外移植が成功したらみんなと同じように学校に通いたい、走り回りたい」とつづった真子さんのメッセージを読み上げ、協力を呼び掛けた。

 支援者らが「まこちゃんを救う会」(東京都中野区、島田浩子代表)を結成。県立相模原高校の級友らも募金活動に協力している。募金の振込先や問い合わせは同会電話03(5937)3270。


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