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【K-Person】三上真史さん
人を笑顔にする存在に 植物がつなげる輪

K-Person 神奈川新聞  2017年04月23日 12:45

三上真史さん
三上真史さん

三上真史さん

 広報親善大使として活動してきた「第33回全国都市緑化よこはまフェア」が3月に開幕し、多忙な日々を送っている。メイン会場の一つ、里山ガーデンでは、来場者を出迎えるウェルカムガーデンのデザインを任された。

 「光栄でしたし、普段はベランダ園芸なので、これほど広い庭をデザインできることがうれしかったですね」

 華美になりすぎないよう、里山の素朴な感じを生かした。「パンジーやビオラ、ラナンキュラスなどの春らしい花で横浜産にこだわりました」。ガーデンコーディネートの資格も持つ本格派だ。

 フェアの愛称「ガーデンネックレス」には、植物が人や街、時をつなげ、輪となる意味がある。同じことを常々感じていた。父方の祖父が孫の誕生を祝い、ハナカイドウを接ぎ木して植えてくれた。

 「祖父は僕が生まれる前に亡くなったのですが、ハナカイドウが毎年咲くと、祖父とのつながりを感じるんですよね」

 そんな植物を通じた人との触れ合いを大事にしている。高校生のころから抱いてきた「自分が表現したり、発信したりすることで、誰かが勇気づけられ、元気になったらすごくうれしい」という思いが活動の軸となり、さまざまなことに挑戦してきた。

 以前対談したサントリーホールディングス新浪剛史社長にもらった金言「逆Tの字」にも支えられていると明かす。Tの字の縦棒の部分(俳優業)を軸にして伸びても、やがて倒れてしまう。逆さまにして横棒を土台にし、多様なことに取り組めば太く広がって倒れない。

 「ただ好きなことにすぎなかった園芸も、一見、俳優業とは関係ないように思える。でも、園芸をきっかけにいろいろな方との出会いがあり、枝葉が広がって支えられていると実感しています」

 先日、10年間所属した俳優集団「D-BOYS」を今月末で卒業すると発表した。「これまで培ってきたことを生かして、幅を広げてみようと。以前から33歳になる年を区切りにしようと思っていました」。33=ミカミだと笑う。

 「花をもらって笑顔にならない人はいない。そんな花のように、人を笑顔にする存在になりたいですね」

みかみ・まさし 俳優。1983年生まれ、新潟市出身。2006年「轟轟戦隊ボウケンジャー」にボウケンブルーとして出演。07年から俳優集団「D-BOYS」のメンバーとして活動し、舞台、映画、テレビなどで幅広く活躍。
11年からNHK「趣味の園芸」のメインナビゲーター、16年からtvk「猫のひたいほどワイド」水曜MCを務める。
「園芸王子」として広く親しまれており、16年3月「第33回全国都市緑化よこはまフェア広報親善大使」に就任。4月25日午前11時ウェルカムガーデン植え替えイベント(横浜市旭区・里山ガーデン)、5月7日NHK「趣味の園芸」生放送(同市中区・港の見える丘公園)、6月4日閉会式に参加予定。問い合わせはハローダイヤル050(5548)8686。

記者の一言
 25日に行われるウェルカムガーデンの植え替えイベントは、「皆さんの意見を聞きながら植えていけたら」と三上さん自身も楽しみな様子。

 三上さんが携わっている庭としては、港の見える丘公園にある「趣味の園芸」プロジェクトの「遊ガーデン」も見学できる。ここでは女優の柴田理恵さんが姉という設定で番組収録を行っており、「本当の姉さんみたい」と楽しそう。

 「池を作ったらカエルが卵を産んだんですよ。何もなかったところに命が育まれている様子は感動しますね」

 実は取材で会うのは3度目だが、いつも明るく意欲的で楽しい。得意のギターを演奏しながら、寄せ植えも作るという斬新奇抜なアイデアの公演「趣味の三上」をちらっとやってくれた。爽やかさと熱さ加減が絶妙でした!


三上真史さん
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